統合パルプ成形実験機をイタリアへ出荷

統合パルプ成形実験機をイタリアへ出荷

パルプモールド一体型機は、広州南亜が独自に開発した複合機で、製紙企業が量産前に製品テストを行うための専用設備です。パルプ化、成形、乾燥の機能を一体化し、真空・圧縮空気設備も備えています。構造的には、フレーム、本体、電気制御ボックス、付属品、そして機械・電気・空気圧部品などの機能部品で構成されています。パルプモールド製品の製造工程全体を1台の機械で実現できます。コンパクトな構造、省スペース、操作が簡単、安定した信頼性の高い性能といった特徴を備えており、試作成形、実験室、教育現場に最適な設備です。

パルプモールディング技術とは、完全にリサイクル可能な植物繊維を一定の割合のパルプ濃度に加工・混合するプロセスです。製品設計とカスタマイズされた金型に基づき、真空吸着成形を行い、型内乾燥の原理を用いて、様々な種類・用途の環境に優しい紙製品を成形します。パルプモールド製品はリサイクル・分解が可能で、特殊な加工を施すことで優れた防水性と耐油性を備え、発泡プラスチック製品の代替品として使用できます。白色汚染を効果的に排除できるため、世界中の環境保護機関から推奨されています。

パルプモールディングは、古紙を原料とし、成形機で専用の金型を用いて紙製品を成形する三次元製紙技術です。パルプモールディングには、4つの大きな利点があります。原料は古紙で、板紙、段ボール廃紙、白縁廃紙など、様々な原料から選べます。パルプ化、吸着成形、乾燥、成形といった工程を経て製造されるため、環境に優しく、リサイクル・再利用が可能です。発泡プラスチックに比べて体積が小さく、重ね合わせが可能で、輸送にも便利です。